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【債券週間展望】利回り曲線フラット化、世界経済の先行き不透明感で

9月最終週(28日-10月2日)の債券市場では利回り曲線がフラット(平たん)化すると予想されている。新たな米経済対策を巡る協議の難航や欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などを背景とした世界経済の先行き不透明感から、リスク回避の買い圧力が強まる見通し。一方、2年債と10年債の入札が予定される中、利回り水準の低さから需要を不安視する声も聞かれる。

新発10年債の利回り推移

市場参加者の見方

◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 米経済対策の合意は厳しいとの見方で景気の腰折れ懸念が強まっているほか、欧州でも新型コロナの感染再拡大で経済の正常化を止める動きが再び出てきている
  • 世界的なリスクオフムードで金利の低下圧力が見込まれる中、足元で割安感のある超長期債が買われやすく、フラット化の余地があるとみている
  • 10年債入札についてはゼロ%に近い金利水準で迎える可能性があり、さすがにやや需要が弱めになる懸念もある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.01%~0.02%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 先行きの不透明要因は依然として多く残っており、投資家の積極的な動きは見込みづらいだろう
  • 9月調査の日銀企業短期経済観測調査では大企業製造業と非製造業ともに業況判断DIの改善が予想されているが、新型コロナの感染は続いており、力強い景気回復は見込みにくい
  • 10年債の入札結果を確認するまでは上値追いには慎重な姿勢が続くとみられ、相場は狭いレンジでのもみ合いになるだろう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.01%~0.03%


国債入札予定

対象年限発行予定額
29日2年3兆円程度
10月1日10年2.6兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
28日1-3年4200億円
5-10年4200億円
25年超 300億円
30日3-5年3500億円

主な材料

  • 29日:9月の東京消費者物価指数(CPI)
  • 29日:日銀主な意見(9月16、17日会合分)
  • 29日:10月の日銀長国買い入れ月間予定
  • 29日:米大統領候補、第1回討論会
  • 30日:第2四半期の米国内総生産(GDP)、9月の米ADP雇用統計
  • 30日:欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
  • 10月1日:日銀短観(9月調査)
  • 1日:8月の米個人所得・支出 、9月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数
  • 2日:9月の米雇用統計
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