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世界のコロナ死者数、100万人に近づく-実際はほぼ2倍との見方も

  • 実際の死者は180万人に近い可能性-メルボルン大のロペス名誉教授
  • 正確なデータ不足で戦略や政策をタイムリーに講じる能力損なわれる

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新型コロナウイルス感染症(COVID19)による全世界の死者数は数日中に公式には100万人に達する見通しだが、実際の数字はそのほぼ2倍に上る可能性がある。

  メルボルン大学で世界疾病負担(GBD)グループのディレクターを務めるアラン・ロペス名誉教授によると、実際の死者数は180万人に近い可能性があり、年末までには最大300万人に膨らむ恐れがあるという。急速な感染拡大と無症状でも人にうつす恐れがあるため、幅広い診断検査を通じて感染者数を正確に把握する措置が感染の広がりに追いついていない。

  ロペス氏はインタビューで「死者100万人はそれだけで意味があるが、問題はそれが真実かどうかだ」と語った上で、「死者100万人は文字通り衝撃的だが、恐らく過小評価、しかも大きく過小評価されている」と指摘した。

  正確なデータの不足によって、各国政府が公衆衛生保護や景気回復支援で戦略や政策をタイムリーに講じる能力が損なわれる。 実際より少ない死者数は一部の人々に誤った安心感を与えかねないほか、各国政府がパンデミック(世界的大流行)による影響を見過ごす要因にもなり得る。

Global Killer

By estimates, Covid-19 would rank among top 10 causes of death globally

Source: WHO, Alan Lopez of the University of Melbourne

Note: Cause of death stats for 2016; Covid-19 fatalities estimate is a range between 2.5 million to 3 million

Daily Deaths

Number of reported new fatalities from Covid-19 have plateaued

Source: Data compiled by Bloomberg

原題:
Covid Death Toll Nears 1 Million, But Real Number May Be Double(抜粋)

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