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ドル安基調はいったん終了か、米実質金利が底入れ

ドル相場が反発傾向に転じている。米連邦準備制度理事会(FRB)による低金利政策の長期化とインフレ率上振れ容認の織り込みが一巡、低下していた米実質金利が上昇に転じており、ドル安圧力が強まりにくいとの見方が出ている。

  大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジストは、FRBによる名目金利の押し下げと期待インフレ率の押し上げは「フォワードガイダンスの強化などを通過し、いったん終了した」と指摘、米実質金利を材料としたドル安基調は一服、とみている。

  主要通貨に対するドルの強弱を示すドル指数と米実質金利の連動性は高い。米国の10年物国債利回りから同年限の期待インフレ率を差し引いた実質長期金利が9月23日にマイナス0.93%と約2カ月ぶりの水準に上昇すると、24日のブルームバーグドル指数は7月下旬以来の高値を付ける場面があった。

ドル指数と米実質金利の推移

  

  SMBC日興証券の野地慎チーフ為替・外債ストラテジストもまた「ドル反転の根っこには米実質金利の底入れがある」とみる。ただ、FRBの緩和姿勢が揺るがない中では米実質金利上昇とドル高は続かないとも指摘し、1ドル=104-105円程度、1ユーロ=1.15-1.17ドル程度のレンジ相場になるとの見方を示した。

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