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債券は超長期中心に下落、増発観測で-入札控え10年債に高値警戒感も

更新日時

債券相場は超長期債を中心に下落。財政拡大による増発懸念から売りが優勢となり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。来週に10年利付国債入札を控えて、10年債には高値警戒感から売りが出たとの声も聞かれた。

  • 新発20年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.395%、新発30年債利回りは1bp高い0.60%、新発40年債利回りは1.5bp高い0.635%
  • 新発10年債利回りは0.5bp高い0.01%、一時0.005%
  • 長期国債先物12月物の終値は1銭高の152円16銭。夜間取引の流れを引き継ぎ高く始まったが、午後に入り軟化し、一時は152円9銭まで下落。引けにかけて再び買いが優勢となり、プラス圏に浮上
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)会合を控え超長期債にヘッジ売りが出た
  • 40年債の増発について議論があるのではないかとの懸念が根強い
  • 10年債は来週の10年入札を控え、売りが先行しやすい水準とタイミング
  • 現在の水準で10年債入札が順調に消化されるかどうかに注目

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • 財政拡大懸念がくすぶる中、10年債利回りがゼロ%に近づき戻り売りが出た
  • 10年債はそろそろ来週の入札も気になり始めている
  • 1日発表の企業短期経済観測調査(短観)に注目しており、景況感の戻りが大きければ債券、特に超長期債の売り材料になり得る

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.120%0.010%0.395%0.600%0.635%
前日比横ばい+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.5bp
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