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ヘッジファンドがフロリダ州に熱視線、増税回避の富裕層に狙い

  • ポール・シンガー氏のエリオットもフロリダ州の拠点を検討-関係者
  • 米北部の複数州で富裕層に対する課税強化の動きが広がっている

ヘッジファンドは米フロリダ州で存在感を増そうとしている。その背景には、北部各州で増税の脅威に直面する富裕層による同州移住の動きがある。

  事情に詳しい関係者によると、シカゴを本拠とするバリアズニ ー・アセット・マネジメントはマイアミに拠点を新設する意向だ。また、ニューヨークを中心に事業展開するブルークレスト・キャピタル・マネジメントは2018年にマイアミにオフィスを開設し、今では同地で10人程度のポートフォリオマネジャーを抱えているという。資産家ポール・シンガー氏が率いるエリオット・マネジメントもフロリダ州でオフィス開設を検討していると、別の関係者が明らかにした。

  フロリダ州では州の所得税がかからない一方、ニュージャージー州やイリノイ州では富裕層への課税強化の動きが広がっている。ニューヨーク州のクオモ知事もこうした税の可能性を排除しておらず、コネティカット州議会でも増税が議論された。

  エリオットの広報担当スティーブン・スプルール氏は「当社のような企業はどこも働き方や働く場所の選択肢を評価している最中であり、それには在宅勤務や新たなオフィスの開設も含まれるが、まだ何も決定していない」と述べた。

  バリアズニー・アセット・マネジメントはコメントを差し控えた。

  パームビーチ・ヘッジファンド協会の代表を務めるデービッド・グッドボーイ氏によれば、フロリダ州への移住を考えている人からの夏季の問い合わせは例年なら月に1-2件だが、今年は週に2-3件に増加。問い合わせの90%がマンハッタンやコネティカット州グリニッジからのものだったという。

原題:
Hedge Funds Head for Florida With Taxes on Rich Rising Elsewhere(抜粋)

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