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クラリダFRB副議長、利上げ開始には2%インフレが数カ月続く必要

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、現在ゼロ付近にある政策金利について、2%のインフレ率が実際に少なくとも数カ月続き、さらに完全雇用を達成するまで金融当局が利上げを検討することはないと言明した。

  クラリダ氏は23日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「インフレを実際に目にするまで利上げ開始を考え始めることすらないだろう。インフレ率の判断基準は前年比ベースで2%だ」と指摘。「つまりそれは少なくとも、その水準に達した後でも政策金利を現行水準で維持する可能性があるということだ」と述べた。

  さらに、「1四半期のみ2%に達して、それで良しとするような短期間は考えていない」とし、「その時点で適切な利上げ開始とタイミングについて精査することになるが、それはずっと先のことだ」と加えた。

FOMC、少なくとも3年間は政策金利をゼロ付近で維持と示唆 (2)

  米経済が1930年代の大恐慌以来の深刻なリセッション(景気後退)からの回復期にある中、クラリダ氏は利上げ開始について数年先だと予想。回復ペースを速めるため財政政策による支援が必要だと改めて指摘した。

  クラリダ氏は「経済は力強く回復しているが、なお深い穴の中にある」とし、「長期的には米国は持続可能な財政軌道に戻る必要があるが、過去90年で最悪という経済状況のただ中でそれを始めるべきではない」と語った。

原題:Fed’s Clarida Says Months of 2% Inflation Needed for Liftoff (1)(抜粋)

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