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債券は小幅安、長期金利ゼロ%の壁で売り-40年入札結果は無難との声

更新日時

債券相場は小幅安。長期金利のゼロ%接近や先物相場の高値警戒感から売りが優勢となった。この日行われた40年利付国債入札は無難な結果となり、相場を押し上げる要因にはならなかった。

  • 新発10年債利回りは前日比横ばいの0.005%
  • 新発40年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.62%、一時0.615%
  • 長期国債先物12月物の終値は6銭安の152円15銭。夜間取引の流れを引き継いで高く始まり、一時は152円29銭と中心限月で約1カ月半ぶり高値を付けたが、その後は上値が重くなり、引けにかけて軟化
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 10年債はゼロ%に近づくと警戒感があり、上値を追うには何かトリガーが必要
  • 40年債入札結果は応札倍率が低いが、利回り水準は無難な範囲

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 10年債はゼロ%の壁に阻まれており、先物も足を引っ張られて上値が重い
  • 次の注目はあすの国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)会合で、来年度の発行計画、特に40年債の増発に関する議論が出るかどうかだ

40年債入札

  • 最高落札利回りは0.61%とブルームバーグがまとめた市場予想0.615%をやや下回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.65倍と前回の3.11倍から低下し、2015年8月以来の低水準
  • 野村証の中島氏
    • 応札倍率は低下したが、9月の40年債入札は半期末が近く投資家がポジションをあまり動かしたくないからか、例年下がる傾向
    • 最高利回りは市場予想と比べて弱くはなく、総じて無難な結果
  • 備考:日本債券:40年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.125%0.005%0.390%0.585%0.620%
前日比 -+0.5bp横ばい横ばい横ばい+0.5bp
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