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シカゴ連銀総裁、インフレ率が平均で2%となる前に利上げの可能性も

  • 一定期間の平均でのインフレ目標巡りさらなる詳細の議論が必要
  • FOMCは利上げしてもなお緩和的なスタンスとすることは可能

米シカゴ連銀のエバンス総裁は22日、政策金利を巡る連邦準備制度の新たなガイダンスの下でも、インフレ率が一定期間の平均で2%となる前に金融引き締めに動く可能性は排除されないとの見解を示した。

  エバンス総裁は公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)が主催したバーチャルイベントの質疑応答で、「われわれはインフレ率を2%に押し上げるよう目指す趣旨の方針を示した。そうなった後に金利を引き上げて、なおも緩和的な金融政策スタンスとすることは可能だ」と語った。

Charles Evans

エバンス総裁

フォトグラファー:Justin Chin / Bloomberg

  エバンス総裁は16日の連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された声明に関し、「声明を読めばそうした可能性に触れている。このため、平均で2%になり始める前に利上げを開始する可能性もある。われわれはそれについて議論する必要がある」と話した。

  エバンス総裁の発言を受け、ブルームバーグ・ドル指数は同日の高値を付けた。

  エバンス総裁のコメントは、FOMC声明に盛り込まれたガイダンスで解消されなかった疑問点に注意を向けるものだ。総裁は「時間的な目安があるのかや、いつからの平均とするのか、正確な平均とするのか、それとももう少し概念的なものとするのかなどに関し、明確な公式はない。こうした詳細事項はこれから議論するものだ」と説明した。

  JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は顧客向けリポートでエバンス総裁の発言について、先週のFOMC声明と「完全に整合的」であり、恐らくFOMCの広範な見解への信頼できる指針であるとの分析を示した。

原題:
Evans Says Fed Plan Allows Hike Before Inflation Averages 2% (1)(抜粋)

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