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巨大ハイテクETFで激しい資金流出入、背後にオプション取引の波

  • 過去20年で最悪の資金流出の翌営業日は20年で最高の資金流入
  • 18日の大規模な資金移動、クアドラプル・ウィッチングの要因も

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世界最大級の上場投資信託(ETF)の1つでは、オプション取引の活発化とテクノロジー銘柄の先行き不透明感を背景に、数十億ドル規模の資金が動いている。

  ナスダック100指数に連動するETF「インベスコQQQトラスト・シリーズ1」は18日、過去20年で最悪となる34億8000万ドル(約3650億円)の資金流出に見舞われた。しかし、翌営業日の21日にはナスダック100が反発する中、今度は20年で最高の41億6000万ドルに上る資金流入を記録した。

  資金流出入動向に詳しい関係者によると、同流出額のうち少なくとも30億ドルはオプション取引に直接関連しているという。18日の米国株市場は株価指数と個別株の先物とオプション取引の計4つがそろって期限を迎える四半期ごとの「クアドルプル・ウィッチング」に当たり、売買高は約140億株に膨らんだ。

  QQQのオプション取引のコール(買う権利)とプット(売る権利)を合わせた建玉は先週末に計1000万枚と、2007年以降で最高水準となった。

Surging open interest helped fuel QQQ flows

  QQQは3月の安値から8月末までに約73%上昇したが、今月に入ってからは10%余り下げている。

  インベスコによれば、21日の大規模な資金流入は、先週に相場が大きく動いたのを受け、投資家が迅速にポジションを再構築したことを示している。

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原題:
Billions Rotate Through Giant Tech ETF Thanks to Options Boom(抜粋)

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