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HSBC、ソーシャルメディア投稿停止を指示-不審な資金の報告受け

  • ソーシャルメディアへの全ての投稿を直ちに停止-従業員宛て文書
  • HSBCは報告で明らかにされた事例への「否定的な反応」を懸念

英銀HSBCホールディングスは、米財務省に提出された「不審な活動の報告」で明らかにされた事例が「否定的な反応」を招く恐れがあるため、同行の全てのソーシャルメディアアカウントへの投稿を停止するよう従業員に指示した。

  HSBCのグローバル商業・投資銀行部門のマーケティング責任者、トリシャ・ウィーナー氏は21日の従業員宛て文書で、同行が少なくとも英国時間22日午前11時まで投稿を停止すると伝えた。

  「現在のニュース報道を踏まえ、チャンネルやコンテンツでの否定的な反応やコメントを回避するため、HSBCのソーシャルメディアへの積極的な投稿(銀行サービスでの顧客対応を除く)全てを直ちに停止することを決定した」とウィーナー氏は説明した。

世界の銀行経由で2兆ドル強の不審な資金が過去20年に移動-ICIJ

  HSBCは米財務省の金融犯罪取り締まりネットワーク(FinCEN)に提出された「不審な活動の報告」に関する文書で名前が挙げられた約90行の1つ。これらの文書では1999年から2017年までの合計2兆ドル(約209兆円)余りの取引が特定されており、金融機関内部のコンプライアンス(法令順守)担当者からマネーロンダリング(資金洗浄)や犯罪行為の可能性があると警告されていた取引だという。

  文書によると、HSBCの場合、中国のねずみ講のために多額の取引を処理し、詐欺の被害者が損失を取り戻すことが不可能になったという。HSBCはバズフィード・ニュースや国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の記事に対し、「HSBCは2012年から60余りの管轄区域で金融犯罪に対抗する能力を見直す複数年の取り組みに着手した。HSBCは12年よりもはるかに安全な機関になった」とコメントした。

原題:
HSBC Orders Social Media Blackout After Suspect Funds Report (1)(抜粋)

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