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日本のVC、スカイプ共同創業者など海外投資家から約18億円を調達

  • スカイプ共同創業者のタリン氏や韓国のフューチャープレーなど出資
  • ドローン鉱山検査、ペットがん検診、電動スクーター企業に投資予定

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東京を拠点とするベンチャーキャピタルファンドのパシフィックベイズ・キャピタルは、米スカイプの共同創業者を含む海外投資家から1760万ドル(約18億4500万円)を調達した。

  パシフィックベイズ・キャピタルから入手した資料によると、出資者にはスカイプ共同創設者ジャン・タリン氏の投資会社メタプラネット・ホールディングス、初期段階の投資を専門とする韓国のフューチャープレー、シンガポール拠点の金融会社が名を連ねる。同ファンドは5年満期で運用期間は10年とする。

  日本は起業するには厳しい国との評価は依然根強いものの、資金調達や起業支援の制度、プログラミング教育、政府の支援政策の機会が拡大増加しており条件は改善されつつある。東京証券取引所も中小企業の上場を比較的容易にしている。同ファンドの試算によると、東証マザーズへの上場に必要な費用は50万ドル以下と、他市場と比較すると数分の1のコストとなっている。

  同ファンドのパートナーの今井マクスウェル氏は「日本のスタートアップの後期の調達ラウンドにおいては、事実上IPO(新規株式公開)が数十億ドル規模のファンド投資の代わりになっている」と指摘。「流動性がすぐにもたらされるということは、投資家が初期段階でもエグジットできるということを意味する」と述べた。

  日本のベンチャーキャピタルに10年間勤務し、Bダッシュベンチャーズの初期段階の投資チームのメンバーだった今井マクスウェル氏は、ヘルスケア関連のスタートアップ創業経験があり初期段階のフィンテック向けベンチャー・キャピタル投資家でもあるマット・シンクス氏とともに東京を拠点に活動する。

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Maxwell Imai Weiss, right, with Matt Sinks.

  パシフィックベイズは、ドローンを使ってガスパイプラインや鉱山を調査するスタートアップや、人工知能(AI)を利用してペットのがんを診断する会社、電動スクーター・三輪車メーカーに投資する予定。今後は毎年、創業初期段階(シード)からIPO前段階の投資5ー10件を対象に、それぞれ50万-100万ドル程度投資することを見込んでいる。

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