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トランプ政権、対イラン国連制裁復活を宣言-多くの国は認めず

  • 全ての国連加盟国が義務を全面順守すると期待-ポンペオ国務長官
  • イラン核合意を離脱した米政権に制裁復活要求の権限ないとの指摘

ポンペオ米国務長官は19日夜、イランに対する国連制裁が自動的に復活したと発表した。一方、2015年のイラン核合意を2年前に離脱したトランプ政権に、国連制裁を復活させる権限はないと指摘する国は多い。

  ポンペオ長官は声明で、「対イラン制裁が再び科される」と表明。「米国は全ての国連加盟国がこの措置を履行する義務を全面的に順守すると期待する」と述べた。

トランプ氏、対イラン国連制裁復活手続き開始へ-国務長官に指示

  イラン核合意から離脱した18年以降、同合意を損ねる取り組みを進めてきたトランプ政権はイラン制裁を強化し、同国と取引しないよう同盟国をけん制してきた。こうした動きで同盟国を味方にすることはできず、英国とフランス、ドイツなどは逆にロシア、中国と足並みをそろえることになり、核合意の打開を探ってきた。

  米国はこの問題を巡り国連安全保障理事会で孤立し、大半の国は米国が核合意の当事国でない以上、国際制裁の復活を要求する権限はないと主張。一方、米国は核合意の当事国では現在ないものの、関連する安保理決議は合意にとどまることを義務付けていないと反論している。

  ポンペオ長官は「米国は数日以内に国連制裁の履行を強化し、違反者に責任を取らせるための幅広い追加措置を発表する」と言明した。

原題:
U.S. Says UN Sanctions on Iran Are Back as Allies, Rivals Object(抜粋)

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