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英中銀、マイナス金利に踏み切るきっかけは通商合意なきEU離脱か

  • 中銀は「準備している」、わずかな間に大きな変化とRBC
  • 欧州委員長は合意可能と確信、英首相は離脱合意の一部無効化を模索

イングランド銀行(英中央銀行)は、英国と欧州連合(EU)の通商合意ができないままに離脱移行期間が終了した場合に予想される混乱に備えて準備を進めているが、その1つとして新たな政策手段を年末までに投入する可能性がある。

  イングランド銀は17日、同行にとって史上初となるマイナス金利の効果的な実践方法について英健全性規制機構(PRA)と調整する方針を明らかにし、マイナス金利の検討をこれまでで最も強く示唆した。英国とEUの通商交渉が物別れに終わった場合、それがイングランド銀の背中を押す可能性がある。

The BOE is moving closer to joining other sub-zero central banks

  ロイヤル・バンク・オブ・カナダのエコノミスト、キャサル・ケネディ氏は、当局が言っているのは「マイナス金利を使わざるを得ない可能性があるため準備しておく必要がある」ということだと説明。「短い間にずいぶん変わったものだ」とコメントした。

  イングランド銀のベイリー総裁が欧州の大半や日本に追随してマイナス金利を取り入れる計画はないと強調してからわずか1カ月強。ここにきて踏み込んだ金融政策を検討している背景には、英国がEUとの合意を得られず混乱した形で移行期を終える可能性が高まっている状況がある。

  欧州委員会のフォンデアライエン委員長は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、通商合意は可能と「確信している」と述べたが、ジョンソン英首相は離脱合意の一部無効を目指しており、EUとの通商合意がまとまる可能性は揺らいでいる。

原題:No-Deal Brexit May Be Trigger for BOE’s Journey Below Zero (1)(抜粋)

  

  

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