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ウォール街の運用会社、356兆円中国投信業界で劣勢-販売力も重要に

  • グローバルな運用会社はいかに中国内の競争が熾烈であるかを痛感
  • 中国系ファンドが集めた資金は外資系ファンドの2倍余り

ブラックロックバンガード・グループなどウォール街を中心とするグローバルな資産運用各社は、3兆4000億ドル(約356兆円)規模の中国投資信託業界で見込まれる多大な利益に着目してきたが、今は中国内の競争がいかに熾烈(しれつ)さを極めるかを痛感している。

  モーニングスターとブルームバーグがまとめたデータによると、1-8月に中国で外資系ファンドが小口投資家から集めた資金は4700億ドルと、中国系ファンド100本強の9670億ドルを大きく下回った。年初来のファンド調達額で上位10位に入った外資系ファンドは2本のみだった。

Land Grab

Chinese mutual funds raise twice as much as foreign-backed

Source: Morningstar, Bloomberg

Note: funds started in 2020; As of end of August

  投資家が次のブームを求めてファンドを次々に乗り換えることで知られる中国市場では、外資系企業は自社の規模や世界的な評判がほとんど意味を持たないという現実に向き合う必要がある。

  モーニングスター・チャイナのアナリスト、クロエ・チュ氏は「中国の投信業界では猛烈な勢力争いが繰り広げられており、国内勢は先行者の優位性を利用している」と指摘。 「投信ビジネスは、投資の面でだけではなく、販売力や人材の保持においても競争がますます激化している」と述べた。

原題:Wall Street Firms Struggle to Keep Up in China Mutual Fund Boom(抜粋)

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