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米追加経済対策案巡るトランプ大統領の姿勢変化に共和党は懐疑的

  • 1.5兆ドル規模の妥協案の通過見込めず-上院財政委員長
  • 1兆ドル超は共和党の支持失い始める入り口-共和党上院ナンバー2

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米政権がこれまで支持してきた規模よりも大型の景気刺激策について、トランプ大統領が容認する姿勢を示したことを巡り、共和党議員の間には懐疑的見方が広がる一方、民主党はさらに大きな規模とするよう求める姿勢を崩していない。

  トランプ大統領は16日、新型コロナウイルス対応の追加経済対策について「もっと大きな数字」が望ましいと述べ、下院超党派グループから示された1兆5000億ドル(約157兆円)の規模の妥協案について「多くの部分について賛成だ」とホワイトハウスでの記者会見で語った。

  しかし、これはホワイトハウスがこれまで支持していた1兆1000億ドルを大きく上回り、上院共和党が最近提案した6500億ドルよりもはるかに大規模だ。一方で民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務が支持する2兆2000億ドルには依然として届いておらず、両氏は17日も要求を繰り返した。

  上院財政委員会のグラスリー委員長は17日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「これまではホワイトハウスとペロシ下院議長との対立の構図だったが、ここにきて大統領が1兆5000億ドルに歩み寄ることができるかもしれないと言い出している。そのような案が上院を通過するとは思わないため、大統領は慎重にした方がいい」と語った。

グラスリー上院議員

(出典:ブルームバーグ)

  共和党上院ナンバー2のジョン・スーン議員は、1兆ドル超えは「共和党の支持を失い始める入り口だ」と指摘。ロン・ジョンソン上院議員は10日の6500億ドル規模の法案が適切な規模だと強調した。ただ、同法案は民主党に不十分だと指摘され、阻止された。

原題:
Trump’s Shift on Stimulus Leaves Republicans Skeptical, Divided(抜粋)

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