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トランプ米大統領の楽観的コロナワクチン予想、政府専門家は否定的

  • 大統領は17日も数週間以内にワクチン提供の用意整うと明言
  • 米株式市場は続落、ワクチンへの懐疑的な見方強まる

トランプ米大統領は17日、新型コロナウイルスワクチンの国民への提供の用意が数週間内に整う可能性があるとあらためて明言した。しかし、ワクチン開発の取り組みや製薬会社を管轄する科学関連省庁や機関はこの公約の実現は難しいとみている。

  トランプ大統領はこの日の午前、大統領選挙の投票日である11月3日の「前か、少し後」に配布の準備ができるだろうと発言。その前のコメントと合わせて考えると、10月6日から11月の初めの間に一部の国民にワクチンを提供したい意向のようだ。

  しかし投票日が近づく中で、トランプ大統領が自身の政策実績のバロメーターだとしばしば言及してきた米株式市場ではワクチンへの懐疑的な見方が強まっている。米国株は17日、続落した。

  トランプ政権の保健・医療専門家らはワクチンが実用化されるのは全て順調に進んでも早くて11月ないし12月になると予想している。

  米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長と米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、国民の大半が接種を受けられるのは来年になるとしている。トランプ政権の「ワープ・スピード作戦」のチーフアドバイザー、モンセフ・スラウイ氏も最近、11月3日までにワクチンの用意が整う「公算は極めて小さい」と述べた。

原題:
Trump’s Vaccine Ambitions Contradict His Own Health Experts(抜粋)

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