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円が全面高、米株先物が下げ幅拡大でリスクオフ-104円台後半

更新日時

東京外国為替市場では円が終盤にかけて主要通貨に対して全面高となった。米株先物など株安が午後に拡大し、リスクオフの円買いが一段と進行した。ドル・円は一時1ドル=104円69銭と7月31日以来の安値を更新した。

ハイライト
  • ドル・円相場は午後4時55分現在、前日比0.2%安の1ドル=104円77銭
  • 円は主要10通貨に対して全面高
  • ユーロ・円相場は0.4%安の1ユーロ=123円32銭と、7月29日以来の安値

ドル・円は午後に下落に転じる

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 黒田総裁は記者会見で、為替レートは安定的に推移するのが望ましいなど発言しているが、ドル・円はこれに反応している感じはない
  • 米株先物が下落しており、これを受けたリスクオフの円買いの色合いが強いとみられる

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • 基本的には株安を受けたクロス円の下落がドル・円の売り圧力になっている。特にユーロ・円が前日NY時間に124円のチャートポイントを割り込み、その動きが続いている状況
  • 日銀は特に材料視されていなかったし、菅首相の就任に関して期待で円売りというトークはあっても実際にそれでポジションをとっていたという感じはない
  • 欧州時間に入っても株安が続いており、これが続いて全般的なクロス円の更なる下げにつながると、ドル・円の下押し圧力になると思うが、今のところ重要ポイントとみられる104円半ばは維持されそう。

背景

  • 黒田日銀総裁、引き続き現在の金融政策で経済支える-菅政権と連携
  • 日銀が金融政策の現状維持決定、景気判断は上方修正
  • きょうの日経平均株価は前日比156円安で取引を終了。アジア株も安い。米S&P500種ミニ先物はアジア時間で一時2%超下落
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