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巨大IPO控えたアントに痛手-中国がオンライン融資で新たな規制

  • アントは中国オンライン消費者ローンの最大手
  • 小規模な同業他社と違いアントは資産担保証券の大きな発行体

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中国が新たに打ち出したオンライン融資規制は、新規株式公開(IPO)の準備を進めるアント・グループにとっては痛手となる。同社は中国オンライン消費者ローンの最大手だ。

  銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は16日、小規模融資を行う企業が銀行融資や標準的でない経路を介して調達する資金は、その企業の純資産を超えてはならないとする規定を発表。債券発行と資産担保証券を通じて調達する場合は純資産の4倍を上限とすることも盛り込んだ。

  中国の小規模ローン会社9074社は昨年時点で1兆元(約15兆5500億円)余りを融資していたが、今回の規定でこうしたローン会社の主要な資金調達源は絞られる。

  アリババグループ系のアントにとって消費者ローン事業は最大の収入源。同社はIPOを通じ最大300億ドル(約3兆1500億円)の調達を目指すが、当局は融資金利規制やアントなどのコングロマリットに新たな資本・免許要件を課す一連のルールを最近公表している。

  中関村互聯網金融研究院の董希淼リサーチャーは「他の多くの小さめな同業他社と比べ、こうした動きはアントに最も大きな打撃を与える」と指摘。大半の小規模ローン会社は資産担保証券をほとんど発行していないが、アントはそうした証券の大きな発行体だと指摘した。

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原題:Ant Is Hit by China’s Curbs on Micro-Lender Funding Leverage (1)、China to Step Up Oversight of Small-Loan Companies With New Rule(抜粋)

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