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米半導体業界、連邦奨励策5兆円余り必要-工場の海外移転歯止めで

  • 対応を怠れば半導体部門における米国の主導的立場脅かされると指摘
  • 貿易戦争やサプライチェーン混乱で重要部品の国外生産リスク顕在化

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米半導体業界は数十年にわたる半導体工場の海外移転トレンドを止めるため、連邦政府が最大500億ドル(約5兆2500億円)相当の奨励策を打ち出す必要があると訴えた。中国は世界の半導体業界を主導しようと積極的に投資している。

  米半導体工業会(SIA)は16日発表した研究報告で、半導体製造拠点として台湾や中国、韓国、シンガポール、イスラエル、欧州の一部と同程度に米国の魅力を高めるには、連邦政府が200億-500億ドルを投じる必要があると指摘。そうした対応を怠れば、半導体部門全体における米国の主導的立場が脅かされることになると主張した。

Asian Countries Overtake U.S., Europe in Chip Manufacturing

Source: Semiconductor Industry Association/Boston Consulting Group Report

  米中貿易戦争と新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンの混乱が海外で極めて重要な部品を生産するリスクを浮き彫りにしており、インテルクアルコムなどを代表するSIAは米政府が業界の要望に耳を傾けやすくなっていると考えている。

  SIAのジョン・ニューファー会長は「半年前ならこうした議論はできなかっただろう。ワシントンにおける小さな変化ではない。大きなシフトだ」と述べた。

Asian Countries Overtake U.S., Europe in Chip Manufacturing

Source: Semiconductor Industry Association/Boston Consulting Group Report

U.S. Chipmaking Lags Behind

Capacity growth hasn't kept pace over the last three decades

Source: Semiconductor Industry Association/Boston Consulting Group Report

Note: Cumulative annual growth rate

原題:Chip Industry Wants $50 Billion to Keep Manufacturing in U.S.(抜粋)

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