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ウォール街のボーナス「バイデン氏勝つ前に」-年内支給求める圧力も

  • インセンティブ報酬は年明けでなく年内の支給を求められる可能性
  • バイデン政権で増税になればトレーダーやバンカーの手取りは減る

ウォール街の金融機関に対し、ボーナスの支払い時期を例年より前倒しするよう求める圧力が生じる可能性がある。11月の米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利し、上院でも民主党が多数を占める場合の増税の可能性を社員や行員が懸念しているためだ。

  報酬コンサルタント会社ジョンソン・アソシエーツのアラン・ジョンソン社長によれば、社員や行員らは年末のインセンティブ報酬を通常の年明けでなく、2020年が終わる前に支給するよう求めると考えられる。

  ジョンソン氏は14日のバーチャル業界会議で、「『この会社がこうしたとか、あの会社がそうした』と耳にすることになろう。不意を突かれたくないはずだ」と語った。

  ウォール街の金融機関はボーナス原資として年間約300億ドル(約3兆1500億円)を用意するが、バイデン氏が提唱する増税を盛り込んだ法案が成立すれば、トレーダーや投資銀行バンカーの手取りは減る恐れがある。 バイデン氏は40万ドル(約4200万円)を上回る年間所得への課税を拡大し、高額所得者のキャピタルゲイン課税も強化する方針だ。

  米政府が税収を増やす必要を考えれば、大統領・議会選の行方にかかわらず、来年の税率引き上げに備えるべきだとジョンソン氏は主張。ニューヨークとニュージャージー、コネティカット、カリフォルニアを含む各州が税率引き上げを示唆している状況にも言及した。

原題:Wall Street Workers May Want Bonuses Ahead of Possible Biden Win(抜粋)

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