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9月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500反落、ハイテク売りとFRB議長発言で

  16日の米株式相場は反落。テクノロジー株が売り込まれたほか、予想より速いペースでの米景気回復が継続するか確信していないとのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言にも反応した。

  • 米国株はS&P500とナスダックが反落、FRB議長発言に反応
  • 米国債は小動き、10年債利回り0.70%
  • ドル指数、FOMC後に下げ埋める-ドルは対円で下落
  • NY原油は6月以来の大幅高、米原油在庫減少で
  • NY金先物、3日続伸-スポットはFOMC後に上昇維持

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は定例会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定し、少なくとも2023年いっぱいはゼロ付近で維持することを示唆した。これを受けてS&P500種株価指数は上昇していたが、アドビやアップル、フェイスブックといったテクノロジー銘柄が売られる中で終盤に上げを失った。

  S&P500種は前日比0.5%安の3385.49。ナスダック総合指数は1.3%低下。一方、ダウ工業株30種平均は36.78ドル(0.1%)高の28032.38ドル。

  パウエル議長はこの日、「景気回復は大方の予想より速いペースで進んできている」としつつ、「今後の道筋は依然として極めて不透明だ」と述べた。

  タクティカル・アルファのアレック・ヤング最高投資責任者は、パウエル議長発言について、「財政刺激策で議会が行動しない場合の経済への潜在的悪影響を強調したこと自体が、間違いなく投資家をナーバスにさせた」と指摘した。

  米国債は小動き。FOMCは声明で、インフレが一定期間2%超の軌道に乗るまでFF金利誘導目標レンジを維持することが適切だと指摘した。米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.70%。

  外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。FOMCが米国債と住宅ローン担保証券の購入継続を再表明したのを手掛かりに、下落分の大半を埋めた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。朝方には0.4%低下する場面があった。ドルは対円で0.5%安の1ドル=104円95銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1816ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸、6月上旬以来の大幅高となった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫の減少が示されたことが材料。また米金融当局がハト派的なシグナルを発し、景気回復への期待を後押しした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.88ドル(4.9%)高の1バレル=40.16ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.69ドル高の42.22ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限はFOMC声明発表前に、0.2%高の1オンス=1970.50ドルで終了した。FOMCが政策金利を少なくとも3年間はゼロ付近で維持することを示唆した後、スポット相場は上昇を維持。ニューヨーク時間午後3時3分現在では0.3%高の1959.54ドル。

原題:Stocks Erase Gains Amid Tech Rout, Powell Remarks: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Take FOMC Statement in Stride, End Little Changed(抜粋)

Dollar Pares Loss as Fed Says QE Levels Appropriate: Inside G-10(抜粋)

Oil Surged Most Since June in Wake of Shrinking U.S. Supplies(抜粋)

Gold Holds Gain With Fed Signaling Rates Near Zero Through 2023(抜粋)

◎欧州市況:株は4日続伸、OECD予測で楽観-ドイツ債変わらず

  16日の欧州株は4日続伸。世界の景気は予想していたほどは落ち込まないとの楽観が広がった。引け後に明らかになる米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策判断に投資家の注目が集まった。

  ストックス欧州600指数は0.6%高。経済協力開発機構(OECD)によれば、今年の世界経済はマイナス4.5%成長となり、6月時点の予測のマイナス6%成長より小幅な落ち込みとなる見込み。

  不動産や鉱業が上げを主導した。ファストファッションの「ZARA(ザラ)」を展開するスペイン企業インディテックスの四半期利益がアナリスト予想を上回ったことが買い材料となり、小売株も高い。

  欧州債市場ではFOMC発表を控え、ドイツ債が総じてほぼ変わらず。FOMCがフォワードガイダンスと資産購入プログラムを変更するかどうかに注目が集まっている。ストラテジストの大半は、今月は変更されないとみている。

  欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は為替レートを注視しているが、目標とはしていないとあらためて述べた。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.48%でほぼ変わらず。フランス10年債利回りはマイナス0.22%で変わらず。イタリア10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.97%。

原題:Bunds Little Changed With FOMC in Focus: End of Day Curves(抜粋)

Europe Stocks Post Longest Rally in a Month Before Fed Decision(抜粋)

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