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ソフトバンクとネイバー、LINE非公開化でスクイーズアウトへ

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ソフトバンクは16日、韓国のネイバーと行っていたネイバー傘下のLINEに対する株式公開買い付け(TOB)で、全ての株式を取得できなかったと発表した。今後は非公開化に向け、少数株主の株式を買い取るスクイーズアウトを行う計画だ。ソフトバンク広報の浦祐来恵氏がブルームバーグの取材に答えた。

  ソフトバンクが発表した資料によると、買い付けは8月4日から開始し、今月15日に終了した。買い付け予定数の8831万株に対し、実際に買い付けできたのは2959万株。対象者株券の全てが取得されなかったため、ソフトバンクとネイバーはLINEの株式を100%保有するための手続きを行うとしている。

LINE and Yahoo Japan App As Two Are In Talks For Possible Merger

  一方、海外投資家からはTOB価格(5380円)が安過ぎるとして、見直しを迫る動きが出ていた。シンガポールの資産運用会社メトリカ・パートナーズは、プレミアム(上乗せ幅)がここ数年の取引例と比べても著しく低いとし、最低でも7000円が適正と主張した。

  現在親会社のネイバーは70%以上のLINE株式を保有しており、必要な手続きを踏めば、株式併合によって最終的には全株式を取得できる。ただし、メトリカのダミアン・エドワーズ最高投資責任者(CIO)はブルームバーグの取材で、そうした動きがあった場合、法的措置を検討すると述べていた。

  今回のTOBは、ソフトバンク傘下でヤフーの親会社でもあるZホールディングス(HD)とLINEの経営統合手続きの一環。ソフトバンクとネイバーが50%ずつ持つ新会社を設立した上で、株式交換も使い新会社が資本参加するZHDの下に事業会社のヤフーとLINEがぶら下がる形になる。統合完了は2021年3月ごろの見通しとし、8月には公正取引委員会が統合を承認した。

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(詳細やこれまでの経緯を追記します。)
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