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ドル・円は105円前半、FOMC控え米ゼロ金利長期化観測が重しに

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台前半で弱含み。海外時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、米超低金利政策長期化への期待や持ち高調整に伴うクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)での円買いが重しとなった。

  • ドル・円は午後3時17分現在、前日比0.1%安の105円37銭。105円44銭を日中高値に一時105円25銭まで軟化する場面も
  • 円は主要10通貨中、7通貨に対して上昇。ユーロ・円は一時1ユーロ=124円53銭と0.3%のユーロ安・円高
FOMC見極めへ

市場関係者の見方

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ニューヨーク市場でクロス円が崩れてドル・円も下げた流れが続いている。FOMCを前にした持ち高調整もあるだろうし、基本はドル売りだが、これまで上げていたものが下げている感じ
  • FOMCで2023年もゼロ金利の維持が示されるとの見方でドルが売られている面もあるが、ここまで市場の織り込みが進むと「期待で売って事実で買い戻す」という芽も出てくる。ドル安継続というよりは、ドルが買い戻されるイベントになりがちか

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 今回のFOMCではフォワードガイダンスの変更はないかもしれないが、方向的にはインフレのオーバーシュートをある程度容認し、23年もゼロ金利を続ける可能性が高く、ドル・円の上値を抑える材料になるだろう
  • 菅次期内閣は主要メンバーが残った形でサプライズはない。ただ、今後解散・総選挙に踏み切る可能性があるのか、国際的な面で安倍長期政権をうまく引き継いでいけるかはリスク要因としてみていく必要

背景

  • FOMCは米東部時間16日午後2時(日本時間17日午前3時)に声明を発表、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が同2時半から会見する予定
    • ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、今回ガイダンスの変更を予想する回答が約4割。最新の四半期経済予測では23年いっぱいまでゼロ近辺での金利据え置き予想が示されるとみられている
    • FRBはこれまでに、一定期間の平均で2%のインフレ率を達成するとコミットし、必要であれば2%を上回るようにする用意を表明
  • NHKによると、16日に発足する菅新内閣では、麻生太郎副総理兼財務相や茂木敏充外務相などが再任される見通し
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