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世界的ヘッジファンド、中国株ブームに乗り遅れる-運用資産伸び悩み

  • 外国勢の運用資産、年初来の伸びは中国ファンド1社の半分程度
  • ブランド認知度の低さや承認プロセスの長さが妨げとアナリスト

中国株が2015年以来の活況を呈する中、同国富裕層が持つ9兆ドル(約948兆円)相当の資産の取り込みを図る世界的ヘッジファンドは、運用資産拡大で中国勢に後れを取っている。

  ファンド調査会社の深圳市排排網投資管理がまとめたデータによると、ブリッジウォーター・アソシエーツを含む外国のプライベートファンド運用会社28社が今年に入り登録した新規ファンドは18と、昨年全体の半分未満。運用資産の伸びは全社合わせても、中国の大手クオンツヘッジファンド、浙江九章資産管理の半分程度にすぎない。同社の運用資産は年初来で約70億元(約1100億円)増えた。

  中国のヘッジファンドデータを集計・提供している上海朝陽永続信息技術は、ブランド認知度が限定的であることや、相対的に長い承認プロセスが妨げになっていると指摘。中国のファンドがここ5年で最も速いペースで新商品を追加し、その一部がベンチマーク指数よりずっと高いリターンを上げているのとは対照的だ。

  調査責任者の尹田園氏は「特にこうしたホットな市場で、外国のプライベートファンドに注目している投資家はそれほど多くない」と指摘。 「新たな商品をもっと打ち出さなければ、目を向ける投資家はさらに減るだろう」と述べた。

  上海朝陽が調査している株式ファンドの1-7月のリターン平均はプラス19%で、上位4分の1のリターンはプラス51%。中国本土株の指標である上海総合指数は同じ期間の上昇率が8.5%だった。 同社は外国ファンドのリターンを算出していない。

  中信証券によれば、外国プライベートファンドの運用資産は1-6月(上期)に25億元増えて95億元となった。別のデータでは、運用資産は7月末時点で108億元。

  中国証券投資基金業協会(AMAC)によると、業界全体の運用資産は1-7月に6440億元増加した。

原題:Global Hedge Funds Miss Out to China Rivals as Stocks Boom (1)(抜粋)

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