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ソフトバンクGのアーム売却交渉に新顔、ザオウイ兄弟が助言役獲得

  • レイン・グループとゴールドマン・サックスと共にアドバイザーに
  • マイケル氏が数カ月かけてソフトバンクG経営陣と関係構築-関係者

ソフトバンクグループは半導体設計子会社の英アームを米エヌビディアに400億ドル(約4兆2100億円)規模で売却する交渉を行った際、信頼の置ける2社に助言を求めたが、そこに新顔が加わった。ロンドンが拠点のザオウイ社だ。

  2013年にマイケル・ザオウイ、ヨエル・ザオウイ兄弟が設立したブティック型助言会社のザオウイはアームの案件で、ソフトバンクGや孫正義社長と初めて手を組んだ。ブルームバーグの集計データが示した。

  交渉のテーブルでソフトバンクG側にザオウイと並んだのはテクノロジーとメディア業界を専門とするレイン・グループ、それにゴールドマン・サックス・グループだった。両社ともこれまでにソフトバンクGから複数の助言業務を獲得している。

  ソフトバンクGの担当者は今回の案件でのアドバイザーを確認した。アドバイザーが分け合う手数料の正確な額は分かっていない。

  ザオウイ兄弟は共に大手投資銀行で合併・買収(M&A)業務に携わった経験の持ち主。ウェブサイトによると、マイケル氏はモルガン・スタンレーで欧州M&A共同責任者を務め、ヨエル氏はゴールドマンのグローバルM&Aの共同責任者のポストを担った経歴を持つ。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、マイケル氏が数カ月かけてソフトバンクG経営陣との関係を構築し、それが今回の役割獲得につながった。ザオウイは英国の政治および規制面などについて助言したと、関係者2人は語っている。

  ザオウイ兄弟にとってソフトバンクGは新しい顧客かもしれないが、兄弟の取引先には欧州の大企業が名を連ねており、政治的に厳しい精査を受ける案件に複数取り組んだ実績がある。昨年のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とグループPSAの合併合意ではPSA側に助言した。

原題:
Zaoui Brothers Win Role on SoftBank’s $40 Billion Arm Deal(抜粋)

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