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米ハイテク株バブルのリスクに懸念強まる-BofA投資家調査

更新日時
  • 9月の調査、ハイテク株から景気敏感株へのシフト反映
  • ファンドマネジャーは景気回復への自信強める、企業収益を楽観

米国のテクノロジー株は世界で最も混雑したトレードとなっており、破裂すれば相場上昇の流れを台無しにしかねないバブルへの懸念を高めている。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の最新ファンドマネジャー調査でこうした認識が示された。

  調査参加者の間で最も人気の資産クラスに関する確信がこれほど一致したのは過去に例がなく、米ハイテク株ロングに言及した回答者は80%と、8月調査時の59%から増加した。市場で最大のテールリスクについては、ハイテク株バブルが新型コロナウイルス感染の再拡大に次ぐ2番目に浮上した。

  BofAの調査は9月10日までの1週間に実施されたもので、ナスダック100指数の急落で米ハイテク株高の持続性に疑念が浮上した後の投資マインドを映している。過去半年間の米国株上昇の大部分は、ロックダウン(都市封鎖)でオンラインサービス需要が増加し業績が伸びた大型ハイテク株とインターネット株が主導していた。

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  マイケル・ハートネット氏らBofAのストラテジストらは、ファンドマネジャーらがハイテク株のバブルリスクに「偏執」し、同セクターへの資産配分を減らして割安株や小型株、工業株など景気敏感セクターを重視していると指摘した。

  ファンドマネジャーらは経済には自信を強めており、世界的な景気回復の初期段階にあるとの回答は49%に上った。リセッション(景気後退)状態にあるとの回答は37%だった。また、企業収益が向こう1年に10%以上増加するとの回答は47%に上り、2011年以来の楽観的な見方が示された。

  調査に回答したファンドマネジャーの運用資産合計は6010億ドル(約63兆円)。

調査のその他の注目点は以下の通り。

  • キャッシュ水準は4.6%から4.8%に上昇
  • 回答者の58%は株式市場で新たな強気相場が始まったと認識
  • 景気回復の形状は、61%がU字型またはW字型になると予測。20%はV字型を予想
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原題:
Crowded Tech Stocks Have Investors ‘Paranoid’ About Bubble Risks(抜粋)

(調査結果を追加して更新します)
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