コンテンツにスキップする

中期債が小幅高、需給改善期待で買い-日米金融政策会合控え上値限定

更新日時

債券市場では中期債が小幅高。日本銀行が実施した国債買い入れオペや国庫短期証券1年物入札の結果で、需給の良さが示されたことから買いが優勢となった。一方、あすにかけて日米で発表される金融政策を見極めたいとの姿勢が強く、積極的な取引は手控えられた。

  • 新発5年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.11%と、8月7日以来の水準に低下
  • 新発2年債利回りは一時マイナス0.15%と、7月以来の低水準
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.015%
  • 長期国債先物12月物の終値は1銭安の151円99銭。午前に151円96銭まで下げた後、午後は日銀オペ結果などを受けて152円5銭まで上昇したものの、引けにかけて伸び悩み
先物中心限月の日中推移

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 日銀オペの結果で残存5-10年がやや強かったことから、中期債が引っ張られた面ある
  • 短期国債1年物入札も強めの結果となり、しっかりとした需給環境が確認されたことも下支え要因
  • ただ、日米の金融政策決定会合を控えて追加の材料待ちといった状況で、大きくマーケットを動かす材料にはなっていない
  • 菅義偉新首相の下でアベノミクスの課題だった成長戦略や規制改革が進展するとの期待感あり、景気にはブル寄りで金利レンジがやや上方にシフトする要因になる可能性も

日銀オペ

  • 対象は残存期間1ー3年、3ー5年、5ー10年。買い入れ通知額はいずれのゾーンも前回から据え置き
  • 応札倍率は5-10年が2.21倍と前回から低下し、売り需要の弱まりを示唆。一方、1-3年は3.77倍、3-5年は2.73倍と、ともに前回から上昇
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.110%0.015%0.395%0.585%0.600%
前日比横ばい-0.5bp横ばい+0.5bp+0.5bp横ばい
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE