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米経済回復6カ月遅れも、追加経済対策で合意なければ-モルガンS

米共和党と民主党が追加経済対策で合意できないことによって、米経済が新型コロナウイルス流行前の水準を回復するのが6カ月遅れると、モルガン・スタンレーのエコノミストらが予想した。

  エレン・ゼントナー、マイケル・ゼザス両氏は13日のリポートで、「協議の成果が出ない状況を無視することがますます難しくなっている」とした上で、近く進展がないようなら、景気予測の基本シナリオから「積極的な財政刺激策を取り除く方向だ」と説明した。

  モルガン・スタンレーは3月に成立した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障(CARES)法」に続くCARES2を期待していた。エコノミストらは1兆5000億-2兆ドル(約160兆-210兆円)のパッケージを想定したが、ホワイトハウスと議会民主党指導部との協議は8月前半に不調に終わった。

  コロナ対策を巡る協議の行き詰まりが打開されなければ、米経済が感染拡大前の水準を回復するのは2021年10-12月(第4四半期)以降になるだろうとエコノミストらは予測。経済対策が成立した場合に比べ2四半期遅れると見積もった。刺激策の規模が比較的小さければ回復は1四半期遅れるとみている。

  エコノミストらは「議会がCARES2を可決できなければ、財政出動による弾みがかなり失われるだろう。基調的な勢いがしばらくは景気を支えるだろうが、最終的に回復は鈍化しよう」と分析している。

原題:
Morgan Stanley Says a Stimulus Bust Delays Recovery Six Months(抜粋)

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