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FOMC予測からも推測困難か、連邦準備制度の新たな金利設定手法

  • 連邦準備制度は16日にFOMC参加者による最新の経済予測を公表
  • 予想は23年末まで-平均インフレ語るには5~10年先の予想必要か

米連邦準備制度は16日、連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による最新の四半期経済予測を公表する。だが、政策金利設定に対する当局の新たなアプローチをこの予測から推測するのは恐らく困難だろう。

  その理由は、経済予測に盛り込まれる当局者の予想対象期間がわずか数年先までのものにとどまるためだ。以前よりもインフレ高進に対して容認姿勢で臨むとする新たな政策枠組みは、もっと先になるまで試されることはないと考えられる。

  連邦準備制度がこの予測とともに発表するFOMC声明でも、将来の利上げに先立って目にしたい諸条件について明確なガイダンスを示すことはないと見込まれている。このため、従来の戦略からの転換によって、政策運営が変わるとパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする当局者が一般の人々に説明しても、そうした約束以外に裏付けとなるものはない。

Fed's new average-inflation focus may make it slower to raise rates

  ジェフリーズの米金融チーフエコノミスト、アネタ・マルコウスカ氏は「実際にインフレ圧力が多少高まるまでは、政策枠組みの変更が実際に作動することはないだろう」と指摘。それは物価上昇に当局がどう対応するかの問題であり、「残念ながら、経済予測はそれほど先まではカバーするものではない」と話した。

  6月公表の直近の経済予測では、FOMC参加者17人中15人が2022年末まで金利がゼロ近辺に据え置かれると予想していた。米東部時間16日午後2時(日本時間17日午前3時)に公表される最新予測では、予想の対象期間が23年末までとなる。

  FRBで特別顧問を務めたダートマス大学のアンドルー・レビン教授は、「一定期間の平均でインフレ目標を達成するというのであれば、5年先や10年先の予想でなければならない」と話した。

原題:Fed Forecasts to Leave Public Guessing on New Rate-Setting Plan(抜粋)

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