コンテンツにスキップする

ソフバンクG出資のグラブにアリババが大型投資で協議 -関係者

更新日時
  • アリババはウーバー保有のグラブ株も一部買い取ると関係者
  • ソフトバンクGがアリババによる出資を巡る協議の中心

中国のアリババグループは東南アジアの配車サービス最大手グラブ・ホールディングスに30億ドル(約3200億円)を投資することで協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。グラブにはソフトバンクグループが出資している。

  今回出資するのはアリババのみだが、同社は米ウーバー・テクノロジーズが保有するグラブ株の一部も買い入れる。協議は非公開だとして関係者の1人が匿名を条件に述べた。アリババにとって2016年のラザダ出資以来最大の東南アジア向け投資となる見込み。

  アリババはこれまで配車サービス会社に限られた投資しかしてこなかったが、グラブとの関係によって東南アジア8カ国のユーザーのデータや配送用の車両、電子ウォレット、金融サービスなどへのアクセスが可能になる。

  直近の評価でグラブの企業価値は140億ドルとされていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中で評価額に見合った業績が上げられるかどうかに疑問符も付いている。域内同業のゴジェックとの競争も懸念材料だ。

  世界の配車サービス各社がそれぞれの中核市場を尊重する共存の姿勢へと移る中で、ウーバーはグラブに出資し、18年末時点で23.2%を保有していた。

  配車サービス大手全てに出資しているソフトバンクGはウーバーに対して、グラブや中国の滴滴出行の持ち分放出を促しており、ソフトバンクGがアリババによる出資を巡る協議の中心だと関係者は述べた。

  グラブの担当者はコメントを控えた。ウーバーとソフトバンクGはコメント要請に応じていない。アリババのコメントも得られなかった。

原題:Alibaba Is Said to Be in Talks to Invest $3 Billion in Grab(抜粋)

(第2段落以下を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE