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超長期債が小幅安、過度の利回り低下を警戒ー流動性供給入札は順調

更新日時

債券市場では超長期債が小幅安。目先の需給改善期待から前日までに買い進まれていたことで、過度の利回り低下に対する警戒感から売りが優勢となった。一方、この日に実施された流動性供給入札は順調な結果となり、先物相場が小幅上昇した。

  • 新発30年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.58%、一時0.59%まで上昇
  • 新発40年債利回りは一時1.5bp高い0.61%
  • 長期国債先物12月物の終値は2銭高の152円00銭。米国の長期金利上昇を受けて売りが先行し、朝方に151円93銭まで下げた後は徐々に水準を切り上げ、午後に入ると4銭高の152円2銭まで上昇

市場関係者の見方

バンク・オブ・アメリカの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 10年金利がほぼ固定される中、超長期金利だけが上下する展開だが、20年債利回りの0.4%割れや30年債利回りの0.6%割れは水準的に買い進みづらい
  • 超長期ゾーンは4週連続の入札をこなして潜在的な需要は確認できたが、発行も増えており、一段と金利を押し下げてまで買われる雰囲気はない
  • 今月は国債の大量償還を控えている上、中間期末でもあり、月内は底堅く推移しそうだが、10月に入れば再び入札も続いて金利が上昇するだろう
  • 今週は日米の金融政策会合もあまり材料になりにくく、菅新政権になってもすぐには大きな変化はないとみられ、レンジ取引になりやすい
新発30年物国債利回りの推移

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 応札倍率は4.19倍と、同年限の前回入札の3.34倍を上回る。最大利回り格差は0.002%、平均利回り格差はゼロ%
  • BofAの大崎氏
    • 応札倍率もそこそこ高く、無難にこなした感じ
  • 備考:流動性供給の過去の入札結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.100%0.015%0.395%0.580%0.605%
前日比 -+0.5bp横ばい横ばい+0.5bp+1.0bp
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