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BP「石油需要拡大の時代終焉」-スーパーメジャー初めて認める

更新日時
  • 50年までに消費が50%減少するシナリオや約80%減るシナリオも想定
  • 最も強気のシナリオでも需要は今後20年「横ばい」にとどまるとした

英メジャー(国際石油資本)BPは、石油需要の拡大が絶え間なく続く時代は終わったとの認識を示した。今後10年以上続くと考える向きが多い時代の終焉(しゅうえん)を認めたスーパーメジャーはBPが初めてだ。

  BPは14日に公表したリポートで、石油消費が新型コロナウイルス危機以前の水準に戻ることは決してないかもしれないと分析。化石燃料から他のエネルギーへの移行が進む中で、最も強気のシナリオでも需要は今後20年「ほぼ横ばい」にとどまるとした。

  大手エネルギー企業から石油輸出国機構(OPEC)加盟国の閣僚に至るまで、業界の要人は石油消費の拡大が数十年続くと主張し、世界人口と中間層の拡大に伴う需要を満たせる唯一の商品だと幾度となく説明してきた。BPのリポートは、通説を離れた踏み込んだ分析といえる。

  バーナード・ルーニー最高経営責任者(CEO)は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)と規制強化、消費者の行動変化の結果として、石油消費が既にピークに達したのではないかと考え、今後10年で石油・天然ガス生産を40%減らし、世界有数の再生可能エネルギー事業に多額の投資を行う方針を先月明らかにした。

  BPのエネルギー見通しは、2050年までに消費が50%減少するシナリオのほか、約80%減るシナリオも想定。「旧態依然」のケースでは、需要は回復するものの、その後は日量1億バレル近くで20年間横ばいの状態が続くとみている。

Getting Weaker

BP says oil demand may have peaked already

Source: BP

原題:BP Says the Era of Oil-Demand Growth Is Over(抜粋)

(リポートの詳細などを追加して更新します)
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