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債券先物が上昇、需給改善期待で買い優勢-20年債利回りに先安観測も

更新日時

債券市場は先物相場が上昇。前週まで続いた超長期債の定例入札が今週はいったん途切れることから長い期間の現物債の需給改善観測を背景に買いが優勢だった。

  • 新発20年債利回りは前週末比横ばいの0.395%
  • 新発10年債利回りは午後3時過ぎに0.5ベーシスポイント(bp)低い0.015%と、1カ月ぶり低水準でようやく取引が成立
  • 長期国債先物12月物の終値は6銭高の151円98銭。先週末の米長期金利低下の流れを引き継いで買いが優勢となり、午後に入ると一時151円99銭まで上昇した

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 20年債利回りは前週末比横ばいとは言え、0.4%割れの水準でも売りが膨らんでおらず地合いが好転している
  • 株が強い割に債券先物が強いのも需給の好転が支援材料に
  • 週内に20年債利回りはこれまではね返されてきた0.38%を試し、その水準を割り込む展開に

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 超長期債が先週末結構買われたのできょうは様子見の1日。ただ、9月は大量償還月で買わないといけない資金がたくさんある上、月末も近く全体的に需給がタイト化しやすい
  • 今週は特に流動性供給入札しかなく供給が軽いので金利は下値を試す展開
  • 20年債利回りはじわじわと0.35%に向けて金利が低下し始める可能性も
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間10ー25年と物価連動債。通知額は1200億円、300億円に据え置き
  • 野村証の中島氏
    • 残存10-25年オペの応札倍率は前回並みでそこまで高くなく無難な結果
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%成立せず成立せず0.395%成立せず成立せず
前週末比横ばい - -横ばい - -
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