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ハーバードなど米大学が債券発行、利回り追求の日本の投資家にも人気

  • 米大学は今年に入り計360億ドル規模の起債を実施
  • ここ3-6カ月に大学債へのアジア投資家の需要増加-バークレイズ

世界的な金利低下の中、ハーバード大学やプリンストン大学など米国の大学が発行する債券が、利回りを追求する国外の投資家から人気を集めている。

  米大学債への需要は最近、日本や韓国、シンガポール、台湾などの投資家の間で増加していると、市場参加者が明らかにした。これを背景に、米大学は今年に入り合計で約360億ドル(約3兆8000億円)と、少なくとも2004年以降で最大規模の起債を実施しており、世界的な債券発行ブームに加わっている。

Princeton Drug Royalties Lead to Challenge of Tax-Exempt Status

プリンストン大学のキャンパスを歩く人々(ニュージャージー州プリンストン)

写真家:Craig Warga / Bloomberg

  大学は新型コロナウイルスのためキャンパスを閉鎖したり調整したりしなければならないため、今年度は不確実性に直面しているものの、世界の多くの投資家は、大学の長期的に安定的な見通しが特に魅力的だと考えている。日本や韓国など、高齢化社会を支えるために資金を必要とする国の投資家にとって、発行体が今後何年にもわたり強さを保つとみられることは特に重要だ。

College Bond Boom

U.S. higher education issuers flood the market with bond sales

Note: Long-term bonds, includes sales with both corporate and muni identifiers

  「これらは投資家が夜に安心して眠れるタイプのクレジット商品だ」と、バークレイズの高等教育グループを統括するマネジングディレクター、ジョン・オーガスティン氏が指摘。ここ3-6カ月間で大学債に関心を持つアジアの投資家が増加していると同氏は述べた。

  高格付けの大学債は、米国債に対する上乗せ利回りを提供する。ハーバード大の「AAA」格付けの2050年償還債の表面利率(クーポン)は2.517%と、同年限の米国債を110ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る。

原題:
Harvard, Princeton Rush to Sell Debt to Yield-Hungry Investors(抜粋)

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