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ドルと円が全面安、株価上昇でリスクオフの動き後退-ユーロ上昇

更新日時

東京外国為替市場ではドルと円が主要通貨に対し、ほぼ全面安の展開。日本株が堅調に推移したことから、前日の米国株反落によるリスクオフの動きがやや後退した。ユーロは欧州中央銀行(ECB)が前日にユーロ高に強い懸念を示さなかったことを受けて上昇した。

  • ドル・円相場は午後3時30分現在、前日比0.1%高の1ドル=106円19銭。ここまでのレンジは106円08銭から106円21銭
  • 主要16通貨のうち、円は15通貨に対して下落、ドルは14通貨に対して下落
  • ユーロ・ドル相場は0.1%高の1ユーロ=1.1832ドル、ユーロ・円相場は0.2%高の1ユーロ=125円66銭

リスクオフ一服で、ドル・円は小動き

市場関係者の見方

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • 今週はリスクオンとオフが入り混じっている状況で、足元では日本株の上昇もあってリスクオフが一服しているためドルと円は売られやすい
  • ユーロはECBが最近のユーロ高に強い懸念を示さなかったことで前日の海外市場で上昇した後、新型コロナウイルスの感染拡大を材料に売り戻されたが、足元ではECBを受けた買い安心感に相場の関心が戻っている

バンク・オブ・アメリカの山田修輔チーフFX・日本株式ストラテジスト

  • ドルを106円台で買い上げていく主体は見当たらない。M&Aは停滞、貿易収支も新型コロナによる打撃から立ち直り、米低金利政策でキャリーもほとんどない。一方、105円以下には年金勢などの買いが控えていて攻めにくい
  • ユーロはECBから直接的な通貨高けん制がなかったので上昇している。ただ、上昇のスピードが速かったこともあり、1.18ドルより上にどんどん行く感じではない

背景

  • 10日の米国株は下落したものの、11日の日経平均株価は前日比171円高で取引を終了
  • ラガルド総裁、ECBはユーロ相場を注視-警戒感は示さず
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