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【債券週間展望】長期金利低下、自民総裁選や日銀会合で緩和維持確認

9月第3週(14日-18日)の債券市場では長期金利が低下する展開が予想されている。自民党総裁選挙後に発足する新政権の下で現行のアベノミクス継続がほぼ確実視される中、日本銀行の金融政策決定会合では緩和策維持が確認されるとの見方が背景にある。

新発30年債と新発10年債の利回りスプレッド

市場参加者の見方

◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 日米の金融政策決定会合では、緩和的な方向が意識されやすい
  • 特に日銀は新首相誕生後に会合を迎えるが、黒田東彦総裁からはアベノミクス路線の維持について前向きな姿勢が示されると思われ、買い安心感につながるだろう
  • 需給面では超長期債の入札ラッシュが終わり、今月は国債の大量償還月で再投資需要も生じることから、一段とフラット(平たん)化が進むと予想する
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.03%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 世界経済の先行きには不透明要因が多く残っており、日銀は利回りの大幅な上昇を容認しないだろう
  • 投資家のリスク回避姿勢による円高懸念も残る中で、今回の日銀会合でも現状の金融政策維持が決定されるだろう
  • 金融緩和策の長期化見通しに支えられて、債券相場の下値不安は引き続き小さい
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.04%


国債入札予定

対象年限発行予定額
15日

流動性供給

(残存5年超15.5年以下)

5000億円程度
18日

流動性供給

(残存1年超5年以下)

4000億円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
14日10-25年1200億円
16日1-3年4200億円
3-5年3500億円
5-10年4200億円

主な材料

  • 14日:自民党総裁選、投開票
  • 16日:臨時国会召集、首相指名選挙
  • 16日:米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表、議長記者会見と経済予測
  • 17日:日銀金融政策決定会合、黒田総裁が会見
  • 17日:英中銀、政策金利発表
  • 18日:8月の全国消費者物価指数(CPI)
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