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「ムーラン」の新疆ロケ、多くの問題生んだ-ディズニーCFO

更新日時
  • 「ユニークな風景」を描くために中国のロケ地20カ所が使われた
  • ムーランは中国では映画館で11日に公開される

ウォルト・ディズニーのクリスティン・マッカーシー最高財務責任者(CFO)は10日、映画「ムーラン」の幾つかのシーンを中国の新疆ウイグル自治区で撮影するとの同社の決定が「多くの問題を生んだ」と述べた。

  マッカーシー氏はバンク・オブ・アメリカ主催の会議で、ムーランは大半がニュージーランドで撮影されたが、「ユニークな風景」を描くために中国のロケ地20カ所が使われたと明らかにした。

  新疆ウイグル自治区ではイスラム教徒のウイグル族最大100万人が施設に収容された。中国政府は「任意の再教育センター」だとしているが、ディズニーがムーランのロケ地に同自治区を選んだことが批判を招いている。

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クリスティン・マッカーシーCFO

フォトグラファー:カイル・グリロット/ブルームバーグ

  マッカーシー氏は中国での撮影について、「この歴史作品で中国のユニークな風景と地形の一部を正確に描写するための取り組み」だと説明。「これが多くのパブリシティーを生んだ」と話したが、ディズニーがどんな問題に直面しているかに関しては踏み込まなかった。  

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  2億ドル(約210億円)を投じて製作されたムーランはストリーミング配信が先週始まり、中国では映画館で11日に公開される。

  ムーランを巡る騒ぎが興行成績に悪影響を与えるかと問われたマッカーシー氏は、「私は興行収入の予想家」ではないと述べた。

  中国外務省の趙立堅報道官は北京で11日開いた記者会見で、ディズニーがムーランの撮影支援で新疆ウイグル自治区の当局に謝意を示すのは普通のことだと語った。

  趙報道官はまた、新疆ウイグル自治区は香港と共に中国の内政問題であり、他国は干渉すべきではないとも話した。

原題:Disney Nods to Uproar Over Filming ‘Mulan’ in China’s Xinjiang、China Defends Disney’s Thanks to Xinjiang in ‘Mulan’ Credits(抜粋)

(最終2段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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