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ラニーニャ現象が発生、さらに大規模な山火事やハリケーンの到来も

  • 米西部は山火事発生しやすくなり、大西洋でより強力なハリケーンも
  • 米北部で冬の気温低くなる確率上昇、豪州北部の洪水見通しも高まる

カリフォルニア州に大規模な山火事やルイジアナ州に160年で最も強力なハリケーンをもたらした異常気象がさらに悪化しそうだ。

  米気象予報センター(CPC)は10日、太平洋の海面水温が低くなると起きるラニーニャ現象が明確に発生したと発表した。ラニーニャ現象は大気の連鎖反応を引き起こし、全世界で気象が乱れる。米西部は山火事が発生しやすくなるほか、大西洋でより強力なハリケーンが発生し、オーストラリアや南米の一部で洪水が起きることが多い。

  ウェザー・タイガーのライアン・トルチェラット社長は「状況は既に悪く、ラニーニャによって火災が起きやすい気象が11月、もしかすると12月にかけて続く」とした上で、「現在の猛暑や干ばつの問題が深刻化しつつある」と語った。

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消火活動を行う消防士(カリフォルニア州マデラ郡)

  その影響は既に現れている。気温上昇と米西部での異常で大規模な干ばつが原因となり、ワシントン州からアリゾナ州にかけて森林火災が起きている。過去最悪の山火事シーズンとなっているカリフォルニア州では、前例のない250万エーカー(約1万平方キロメートル)が焼失した。大西洋では先月カリブ海と米国を襲ったハリケーン「ローラ」を含め9月までに過去最多の熱帯低気圧が発生した。

  ラニーニャは猛暑を招くだけではない。米北部で冬の気温が低くなる確率が上昇するほか、オーストラリア北部の洪水に加えインドネシアやブラジル南部3州での雨量増加の見通しも高まる。

原題:La Nina Is Here, Threatening Even Bigger Blazes and Storms (1)(抜粋)

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