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米新規失業保険申請、予想に反し減少せず-労働市場の回復足踏み

先週の米新規失業保険申請件数は、州プログラム下で前週比横ばいにとどまった。市場予想では減少が見込まれていた。新型コロナウイルスの感染拡大抑制に苦慮する中、広範囲にわたる失業状態が長期化していることが示唆された。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(9月5日終了週)は、通常の州プログラム下で前週比横ばいの88万4000件
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は85万件
    • 今月に入って季節調整の方法を変更したため、直接的な比較ができるのは前週分のみ
  • 州プログラム下での失業保険継続受給者数は、8月29日終了週に前週比9万3000人増の1340万人
    • 市場予想の中央値は1290万人
U.S. unemployment, continuing claims point to persisting job losses

  新規失業保険申請件数が予想外に高水準となったことは、米労働市場の回復に起伏があることを浮き彫りにする。

  ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)のチーフ米国エコノミスト、ルビーラ・ファルキ氏は「経済活動の再開が一段と進み、オンラインで事業を再開する企業が増えているにもかかわらず、レイオフのペース鈍化が顕著でないのは特に気がかりだ」とリポートで指摘した。

  季節調整前ベースで見ると、州プログラム下の申請件数は約2万件増の85万7000件。カリフォルニア州やテキサス州での増加が目立った。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムに基づく新規失業保険申請(9月5日終了週)は、調整前ベースで前週より9万1000件ほど増え、83万8916件。4週連続の増加で、7月下旬以来の高水準となった。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  連邦政府下の失業保険継続受給プログラムであるパンデミック緊急失業補償(PEUC)の受給者数は、8月22日終了週に約2万9000人増の142万人となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Job Losses Persist as Claims Come In Higher Than Forecasts(抜粋)

(統計の詳細やエコノミストの見方を追加して更新します)
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