コンテンツにスキップする

米アカデミー賞、作品賞選考基準に多様性ルール採用-賛否割れる

  • 女優のカースティ・アレイ氏、多様性ルール「独裁的」と批判
  • 長期的変化をもたらす取り組みの中での判断との評価も

米映画芸術科学アカデミーは8日遅く、アカデミー賞作品賞の選考基準の中に出演者や制作クルーの多様性を高める新たなルールを2024年から採用すると発表した。新ルールには批判や称賛の声が上がっており、ハリウッドでは多様性の受け入れを巡り賛否が割れていることが浮き彫りになった。

  女優のカースティ・アレイ氏は新ルールを「独裁的」とツイート。俳優のジェームズ・ウッズ氏は「狂気」だと指摘した。一方、映画評論家たちはこの措置を称賛しており、 米バラエティー誌では映画芸術科学赤アカデミーによる最も勇敢な行動だと評価する論評もあった。

  ハリウッドの大部分は、幅広い内容を伝える映画作品で多様なキャラクターを登場させることを立派な目標だと受け入れているが、その実現は以前からの懸案だ。アレイ氏のように構成割合に反対する意見もある一方で、変化をもたらすための唯一の方法だと主張する人々もいる。この論争の背景には、黒人のジョージ・フロイドさんが丸腰の状態で警官に押さえつけられて死亡した事件をきっかけに全米で注目が高まる多様性受け入れの問題がある。

  ポップカルチャーのウェブサイト、A.V.クラブの編集主幹、パトリック・ゴメス氏は新ルールについて、「長期的な変化をもたらす取り組みの中での判断だと信じている」とコメントした。ただ、映画制作会社はビジネスのあらゆる部分で多様性を考えざるを得なくなり、作品賞を目指すなら女性や障害者、LGBTQ(性的少数者)へのアクセス拡大も迫られる。

原題:
New Oscar Diversity Rules Expose Rift Over Inclusion(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE