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急ピッチで上げていた中国株変調-投資家は一段安を懸念

  • 売買代金は急減-消費者関連銘柄から景気循環株にシフト
  • 「調整の途中」-東北証券の沈正陽アナリスト

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ここ数年で最も急ピッチで上げていた中国株だが、簡単に稼げる日々は終わりつつある。

  売買代金は急減し、投資家は今年に入り選好してきた消費者関連銘柄から景気循環株にシフトしている。8月は海外投資家が5カ月ぶりに中国株の売りに回り、今月は売りが加速した。

  東北証券の沈正陽アナリストは「売買代金と流動性は今、市場にとって最適とは言えない。調整の途中だ」と述べた。

  以下のチャートが中国株に今起きていることを示している。

Chinese stock trading activity has waned in past two months

  売買代金は7月に2015年の株式バブルピーク時以来の高水準に達してから大きく減少。9月の1日平均は、2カ前よりも28%少ない9080億元(約14兆1100億円)。

Tech-heavy ChiNext breaches two key technical levels

  テクノロジー銘柄が多い創業板(チャイネクスト)指数は9日に4.8%下げ、6週間余りで最大の下落率となった。2カ月間維持してきた2600の水準と、今年の日中高値・安値を結ぶ23.6%のフィボナッチリトレースメントをはっきりと割り込んだ。

Consumer staples stocks have come off the record high relative to CSI 300

  今年選好されていたセクターの1つである生活必需品関連株から投資家が離れつつある。これらの銘柄から成る指数は過去5営業日で8.8%安と、ほぼ半年ぶりの大きな下げとなっている。

China stocks are more expensive than the same firms listed in H.K.

  重複上場している中国株は、香港と比べ本土では42%高く、数年ぶりの割高水準に近い。こうした本土株のプレミアムが15年と18年に大きく拡大した後、上海総合指数は下落している。

原題:Pullback in China Stocks Has Investors Fearing Deeper Slump(抜粋)

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