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格差にアウト、MLBトップ投手の報酬はヤンキース・コールの2%弱

 

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米大リーグのニューヨーク・ヤンキースが史上最高額(9年、3億2400万ドル=約344億円)で獲得したゲリット・コール投手。年に換算するとその2%弱の報酬でマウンドに立つクリーブランド・インディアンスの右腕、シェーン・ビーバー投手が米大リーグの歴史を塗り替える記録を達成しそうだ。ただ、新型コロナウイルスのために、ビーバーの功績は正当な評価を受けずに埋もれてしまう可能性がある。

  ビーバー(25)の奪三振率は14.7と、両リーグ通じてトップだが、今年の報酬はわずか23万1000ドル(通常の試合数なら62万3200ドルの予定だった)。一方、ヤンキースのコールは昨シーズンにヒューストン・アストロズで達成した自己最高が13.8と、ビーバーに劣る。

  2000年にボストン・レッドソックスでペドロ・マルティネス投手が残した成績に、今年のビーバーは匹敵するが、レギュラーシーズンの162ゲームに比べ、今年は新型コロナのために60ゲームに短縮されているため、比較には今後も確実に異論がつきまとうだろう。

  通常の防御率にリーグ平均や球場を加味した防御率(ERA+)の比較では、2000年のマルティネスが291と、近代野球史上トップに輝く。しかし今年のビーバーのERA+は373と、殿堂入りを果たしたマルティネスを大きくしのぐ。

  ERA+で今年ビーバーと競っているのは、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手でこちらもマルティネスを超えている。ただ、ダルビッシュの成績はその他の指標でも優れてはいるものの、歴史的な領域ではない。一方、コールの現在のERA+は118で、ビーバーの3分の1にも満たない。

  防御率と勝利数、奪三振率の3つを制する3冠投手は、2011年のジャスティン・バーランダー(当時デトロイト・タイガース)とクレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)を最後に現れていない。

原題:Baseball’s Top Pitcher Makes History at 2% of Gerrit Cole’s Pay(抜粋)

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