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ソニー、環境技術育成ファンド10億円規模で開始-ベンチャーに投資

  • 1号案件はCSLの協生農法を検討、持続可能な農業などを研究
  • 投資期間は3-5年、10年程度でリターンの回収目指す

ソニーは10日、気候変動や資源、化学物質、生物多様性など世界的な環境関連の技術開発に取り組む企業に投資するファンドを創設したと発表した。スタートアップ企業を対象に10億円規模で運用を開始する。ファンドを通じて地球環境への貢献を目指す。

  神戸司郎専務は同日の説明会で、まず初めにソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)が取り組む協生農法の案件を中心に投資を検討していると述べた。関連する拡張生態系分野も検討対象とする。CSLでは持続可能な農業などを研究している。

  ファンドは年末から来年初めに立ち上げる。投資期間は3-5年とし、複数のベンチャーに投資し、10年程度でリターンの回収を目指す。今後、関連ファンドの投資評価基準に環境、社会、企業統治(ESG)を加える計画も示した。

  ソニーは6月には人権保護や人種差別是正の活動を支援するファンドも立ち上げている。

  投資家の間ではESGへの取り組みを重視する企業に投資する動きが広がっている。NPO法人の日本サステナブル投資フォーラムによると、国内拠点を持つ43機関投資家がESGの視点などから行った2019年のサステナブル投資額は前年比45%増の336兆396億円だった。

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