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日本株反発、米テクノロジー株高やワクチン期待-電機など全業種上げ

更新日時
  • 米ナスダック100指数は約4カ月ぶりの上昇率、テスラは大幅高
  • 機械受注は市場予想上回る、素材や海運など景気敏感業種高い

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10日の東京株式相場は反発。米国でテクノロジー株に押し目買いが入ったことや新型コロナウイルスワクチン開発の進展、機械受注の改善から景気回復期待が高まり、電機など輸出関連、非鉄金属や鉄鋼など素材、海運など景気敏感業種中心に東証全業種上げた。

  • TOPIXの終値は前日比19.46ポイント(1.2%)高の1624.86
  • 日経平均株価は202円93銭(0.9%)高の2万3235円47銭

〈きょうのポイント〉

  • 米国株は大幅反発、米テクノロジー銘柄に押し目買い-テスラ大幅高
  • 米ファイザーと独ビオンテックは新型コロナワクチン供給でEUと合意、英アストラゼネカは新型コロナワクチン治験を来週再開の可能性との報道
  • 7月の機械受注(船舶・電力除く)は前月比6.3%増と市場予想(2%増)上回る-製造業は2カ月連続の増加

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「米テクノロジー株はスピード調整が必要なときに長期金利上昇も重なって調整となったものの、プラットフォーマーの強さやテレワークの必要性などから中長期的な見方は基本的に変える必要がない」と指摘した。

  米ナスダックの反発が安心感につながり、日本電産やロームなど電子部品が上げたほか、機械受注での製造業の底入れ機運からファナックやキーエンス、ミネベアミツミなど設備投資関連も高い。アナリストの強気判断が追い風となった大手海運が急伸するなど、景気敏感株が買われた。

  東京都が新型コロナウイルス感染状況の警戒レベルを引き下げたことを受け、内需関連も上げた。「自民党は支持率上昇や野党の準備不足から早く総選挙をやりたい。将来の政治安定につながる可能性がある選挙をしやすくなる」とも、若生氏はみていた。

  もっとも、東証1部売買代金は前日に比べて減少するなど、盛り上がりには欠けた。水戸証券投資情報部の岩崎利昭情報課長は米テクノロジー株について、「少し上げ過ぎた感じがあるようなところはやはり調整するのは仕方ない。問題はそれが日柄でどのぐらいかかるのか、あと値幅調整が本当に昨日で一服したのか。これはまだ様子をみないとわからない」と話していた。

  • 東証33業種では海運やガラス・土石、その他金融、建設、保険、鉄鋼、電機などが上昇率上位
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