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ECB、英EU離脱への準備強化を銀行に呼び掛け-一部はまだ不十分

  • 一部の銀行、従業員異動や資産移転でなお進展が必要
  • 新事業体制を早急に確立し、混乱時にも耐えられる体制作りを

英国による欧州連合(EU)離脱の移行期間が年末で終了するが、一部の銀行はEU業務の準備が十分に整っていない。欧州中央銀行(ECB)が指摘した。

  ECBの報道官は声明を発表し、一部の銀行はEU内への従業員の異動や資産の移転でなお進展が必要だと述べた。各国の監督当局とともに、ECBのスタッフは「目標とする業務モデルへの道筋について共通理解が得られるよう、これらの銀行と連携している」と、同報道官は説明した。

  これより先、英フィナンシャル・タイムズ紙がECBの声明について報じていた。

  世界的な大手銀行は、これまで数十年間にわたってEU業務の中心拠点にロンドンを選んできたが、英国がEU離脱を決めたため巨額の資金を投じてフランクフルトやダブリン、パリなどで拠点を増強し、EU内の顧客維持を図っている。

  ECBは英国のEU離脱に伴う不透明感を認識しつつも、金融機関に対して新たな事業体制を早急に確立し、混乱が生じても耐えられる強い体制作りを求めている。

原題:ECB Keeps Up Pressure on Banks to Deliver on Brexit Preparation(抜粋)

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