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菅官房長官、財政再建には「まずは経済再生が大事」-討論会

更新日時
  • コロナ禍でも雇用や事業継続を支援、景気を回復させることが大事
  • 企業に女性採用・登用の数値目標必要-女性活躍を推進

自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は9日午後、財政再建について、「経済あっての財政であり、まずは経済再生が大事だ」との考えを示した。党青年局・女性局主催の公開討論会で語った。

  菅氏は、「経済成長なくして財政再建なし」としてきた安倍晋三政権の方針は、「今も変わらない」と指摘。コロナ禍でも雇用や事業継続への支援に力を注ぎ、景気を回復させることが大事だと述べた。

Prime Minister Candidates Attend The Liberal Democratic Party Debate

討論会で発言する菅氏(9日・都内)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  財政再建や社会保障の充実を実現するには「強い経済が必要」だとも主張。自らが官房長官として関わった安倍政権では、日本経済の再生を最優先に取り組んできたと説明し、アベノミクスを進めることで雇用は改善し、女性活躍の場もつくることができたと話した。

  女性政策については、企業に女性採用・登用の数値目標が必要との考えも示した。同時に安心して子育てできる環境整備のために、不妊治療の保険適用や待機児童問題に終止符を打ち、「子どもを産むハードルを下げる」と訴えた。

  討論会には石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長も出席した。

  安倍首相の後継を決める今回の総裁選は党大会に代わる両院議員総会で行われ、現職国会議員の394票(衆参両院議長除く)と各都道府県連にそれぞれ3票を割り当てた141票の合計535票を巡る争いとなる。投開票は14日。新総裁は16日召集予定の臨時国会で首相に指名される。任期は来年9月まで。

  党内7派閥のうち、菅氏を支持する細田派など5派の所属議員数は計264人。党所属議員394人の7割近くになり、総裁選は優位に立つ菅氏を岸田政調会長、石破元幹事長が追う構図となっている。岸田派は47人、石破派は19人。

(発言を追加して更新しました)
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