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モデルナ急落、ワクチンへの政治圧力の排除表明-「売り」判断も響く

8日の米株式市場で米バイオテクノロジー会社モデルナの株価が一時13%安と急落。新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチン承認プロセスを巡り、規制当局と製薬9社が政治的な圧力に屈することはないと約束したほか、モデルナに2018年の上場以来初めて「売り」の投資判断が下されたことを嫌気した。

  モデルナは米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)取得に向け、それに最も近づいている3つのワクチン候補のうち一つを抱える。早期許可の期待もあったが、FDAと主要製薬企業による今回の姿勢表明で、米大統領選以前に許可される見通しは遠のいた。

  製薬9社の最高経営責任者(CEO)が署名した公開書簡は、臨床試験のスケジュールを大きく変えることはないかもしれないが、「市民に投与する用意の整っていないワクチンを、ホワイトハウスが強引に推し進めようとするのを企業は容認しないという示唆になる」と、ジェフリーズのヘルスケア担当トレーディングストラテジスト、ジャレド・ホルツ氏が顧客向けリポートで指摘した。

Moderna stock slipped further after analyst downgrade

  一方、SVBリーリンクが「マーケットパフォーム」から「アンダーパフォーム」へ投資判断を引き下げたことも、モデルナ株の下げに拍車を掛けた。アナリストのマニ・フォーロハー氏は、モデルナがワクチン開発の初期のリードを保ち利益を生み出せるかに疑問があるとして、向こう12カ月の目標株価を58ドルから41ドルに引き下げた。

原題:
Moderna Tumbles After Nonpartisan Pledge and First Sell Rating(抜粋)

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