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コロナ、欧州で再び猛威-フランス感染者の移動平均記録更新 (訂正)

訂正済み
  • 今の感染状況は引き続き「活発で、深刻だ」-ドイツ公衆衛生当局
  • 人々はあまりにも気が緩んでいた-イングランド副主任医務官

欧州で懸念されていた新型コロナウイルスの感染再拡大が現実となりつつある。フランスでは新規感染者数の7日移動平均が過去最多を更新し、ドイツや英国でも感染が広がっている。感染予防対策が甘いまま、夏の間に人の移動が増えたことが影響した。

  前回のロックダウン(都市封鎖)措置で欧州経済が壊滅的な打撃を受けたことから、各国当局は全国的な移動制限を再び導入することに消極的だ。ただ、数千人規模の新規感染者が報告されても、3月や4月と比べると状況は大きく異なる。死亡率の上昇は当時と比べ緩やかで、医療機関も今のところ患者の治療に対応できている。このため各国政府により厳しい対応を迫る圧力は和らいでいる。

  フランスでは7日に4203人の新規感染が確認された。7日移動平均はここ数週間で確実に増加しており、4日には6000人を超えた。これは3-4月のピーク時の水準を上回る。

  ドイツでは8日朝までの24時間で1898人の陽性が確認された。米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによれば、4月以来の多さだ。新型コロナのまん延がピークに達した頃は1日あたり約7000人を記録していたものの、ドイツの公衆衛生当局は今の感染状況について引き続き「活発で、深刻だ」と警戒感を示した。

  英国では7日に約3000人の新規感染が報告され、ここ数日間の新規感染者数は5月以来の高い水準となった。ハンコック保健相は若年層の感染が主な拡大の要因だと指摘、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を無視すれば感染はさらに広がると警告した。

  イングランド副主任医務官ジョナサン・バン・タム氏は7日夜、BBCに対し、「人々はあまりにも気が緩んでいた。今こそ、新型コロナはわれわれにとって引き続き脅威であるということに再度向き合い、認識する必要がある」と述べた。

Virus Hotspots

14-day cumulative number of Covid-19 cases per 100,000 people

Source: European Centre for Disease Prevention and Control

原題:Europe’s Virus Fear Becomes Reality With New French Peak (1)(抜粋)

(見出しと本文で過去最多更新した対象を新規感染者数の7日移動平均に訂正します)
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