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英首相を襲う「三つの脅威」、通商合意なき離脱なら-ゴールドマン

  • コロナ危機からの回復試す正念場を迎え、労働党新党首の人気上昇も
  • 「困難な年の終了前に合意成立させる魅力にあらがうことは難しい」

ジョンソン英首相は、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉で合意が得られない場合でも、年末に離脱移行期間を終えると脅しをかけているが、ゴールドマン・サックス・グループによれば、それでも合意を追求する理由が首相にはある。

  ゴールドマン・サックスのエコノミスト、エイドリアン・ポール氏によると、「通商合意なき離脱」という混乱を招けば、スコットランド独立を目指すスコットランド民族党(SNP)が勢いを増し、最大野党・労働党のキア・スターマー新党首の人気も上昇すると予想される。新型コロナウイルス危機からの回復能力を試す正念場を迎えると考えると、首相は「三つの脅威」に直面することになる。

  ポール氏は「規制で最大限の自律を確保できれば、最小限の市場アクセスという代価も見合うと英政府は最終的に判断するかもしれない」が、「政治的観点からすれば、困難な年が終わりを迎える前に離脱後の通商合意を成立させる魅力にあらがうことは難しいだろう」とリポートで指摘した。

原題:Goldman Says Allure of Brexit Deal Hard to Resist for Johnson(抜粋)

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