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SCREEN社長、NAND需要回復に期待-「投資は始まっている」

  • 5Gの本格的な普及や好調な市況が後押し-広江社長
  • シェア8割の最先端洗浄装置、開発中の新製品で市場独占も視野

半導体製造装置メーカー、SCREENホールディングスの広江敏朗社長は、スマートフォンやパソコンの記憶媒体であるNAND型フラッシュメモリー市場について、第5世代通信規格(5G)の本格的な普及に向け、需要は回復すると期待している。

  広江社長は7日のインタビューで、好調な市況も追い風に「NANDの投資は始まっている」と述べた。一方、アプリケーションの作動などに使われるDRAMの投資については、「なかなか重い腰が上がらないようだ」とみている。

  スクリーンは半導体材料のシリコンウエハー洗浄装置で世界シェアトップ。ブルームバーグのデータによると、台湾積体電路製造(TSMC)や米インテル、韓国SKハイニックスに製品を供給する。4-6月期の半導体製造装置の受注高は前年同期比28%減少した。東京エレクトロンや米ラムリサーチが競合相手だ。

  広江社長によると、最先端半導体向けの洗浄装置のシェアは約80%で、開発中の新製品により市場独占も見据えている。24年3月期までの中期経営計画では、全体の売上高で4000億円以上、営業利益率は15%以上を目指す(21年3月期予想は3160億円、5.7%)。

  英調査会社オムディアによると、NAND市場(金額ベース)は18年をピークに落ち込んでいたが、20年は前年比28%増の619億ドル(6兆5800億円)に拡大する見通し。

  米政府による中国の華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置について広江社長は、最先端の半導体を入手できず、高機能スマホを供給できなくなったとしても「別のメーカーがニーズを満たすと思う」と述べ、自社への影響は今のところないとの認識を示した。

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